2012年8月11日土曜日

遊星からの物体X

遊星からの物体X
The Thing
1982年 アメリカ 109分
監督:ジョン・カーペンター

アメリカの南極観測隊第四基地にノルウェイの観測隊のヘリコプターが接近し、そのヘリコプターに追われていた犬がアメリカ隊の隊員にじゃれつくと着陸したヘリコプターからノルウェイ隊の隊員が銃を持って現われて発砲を始め、アメリカ隊の隊長がピストルの遠距離射撃でノルウェイ隊の隊員を一撃でしとめ、ヘリコプターはノルウェイ隊の手榴弾のせいで爆発し、アメリカ隊の犬小屋へ入れられた犬は暗闇のなかで変身を始め、気がついた隊員たちは怪物に火炎放射器の炎を浴びせかけて焼きつくし、事件の真相を探るためにノルウェイ隊の基地を訪れて奇怪な死体、エイリアンの宇宙船を発見する。
1951年版のリメイクではなくて、『影が行く』のかなり忠実な再映画化ということになる。公開当時は特殊効果に「食われてしまった」映画だとか、やりすぎだとか批判を浴びたが、節操もなくやりすぎているところも含めてちゃんとカーペンターの映画だし、冒頭から結末に至るまで、全編が正攻法のホラーSF描写にあふれていると考えた方が、この映画の見方としては自然であろう。 





Tetsuya Sato