2015年6月11日木曜日

Plan-B/ 裸足

S6-E04
裸足
 暗い毛織の服にからだをうずめた男や女が陰鬱な顔で地面を見下ろし、顔を上げれば猜疑心に目を光らせる小さな村に、情熱の炎をまとった娘が暮らしていた。娘は裸足で歩いて、漆黒の髪をなびかせた。裸足で村の広場に現われて、重たい毛織の服を脱ぎ捨てた。白い下着の裾をひらめかせながら、初夏の陽射しのような笑みを浮かべて踊り始めた。差し伸ばされる腕はたおやかで、振り上げられる脚は健やかだった。こぼれる笑みと宝石のような白い歯が見る者の目を貫いた。胸と腰の動きは見る者を誘った。村の男や女は暗い顔に怒りを浮かべた。裸足で踊った罰として、娘を捕らえて晒し台にくくり付けた。それでは足りずに、小石を雨のように投げつけた。そこへ旅の剣士がやって来て、娘を晒し台から解放した。娘は村に別れを告げ、剣士とともに旅立っていった。

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