2014年5月2日金曜日

ルビー&カンタン

ルビー&カンタン
Tais Toi! 
2003年 フランス 85分
監督・脚本:フランシス・ヴェベール

カンタン(ジェラール・ドパルデュー)は銀行と間違えて両替所を襲い、両替所の係員から銀行の場所を教わって(そこの角だよ)銀行を襲い、逮捕されてぶち込まれる。ところがこのカンタンにはいつまででも喋り続けられるという恐るべき能力が備わっていて、カンタンの底知れぬしゃべくりに怒りを抱いた同房の囚人は次々とカンタンに襲いかかり、そこでカンタンは相手がいきなり襲いかかってきたことに驚きながらも腕力で撃退する(一週間で五人)ということを繰り返す。ルビー(ジャン・レノ)は暗黒街の男であったが愛人をボスに殺されて復讐を誓い、ボスの金を襲った強盗を襲って逮捕されてぶち込まれる。ルビーはいかなる魂胆からか、他人との接触を断って監房の壁をじっとにらみ、一言も喋ろうとしない。そこで警察はカンタンに目をつけ、ルビーの房にカンタンを送り、カンタンはいつまで喋っても決して怒りを抱かずにただ黙っているルビーに友情を抱き、というような話でジェラール・ドパルデューがアホを演じ、そこを中心にして全編に漂う間抜けな雰囲気は悪くない。

Tetsuya Sato