2014年4月1日火曜日

死神の骨をしゃぶれ

死神の骨をしゃぶれ
La polizia incrimina la legge assolve
1973年 イタリア 103分
監督:エンツォ・G・カステラッリ

ジェノバ警察の副署長ベルリは麻薬ルートにからむレバノン人を逮捕するが、そのレバノン人が逮捕後間もなく爆殺されてベルリは敵の情報網の速さに驚き、一件の背後にカフィエロの存在を疑うが、カフィエロは事実上の引退を理由に関与を否定し、そのカフィエロの子分リコはカフィエロを裏切ってジェノバ有数の企業グリヴァ社のために働いていたが、そのグリヴァ社を牛耳るグリヴァ兄弟こそがジェノバの麻薬犯罪の元締めであり、その事実を知ったベルリの上司スカヴィーノは殺害され、グリヴァ社の関与を疑うベルリは署長となって麻薬犯罪の撲滅を進め、グリヴァが力を失うとその隙を狙って引退したはずのカフィエロが怪しい画策を始め、グリヴァは図々しく警察へ乗り込んできて懐柔を試み、ベルリが拒絶するとベルリの愛人、娘に襲いかかる。
ベルリがフランコ・ネロ、その上司がジェームズ・ホイットモア、カフィエロがフェルナンド・レイ。
フランコ・ネロは最初から最後までハイテンションで走り回り、画面もテンションが高く、アクションはきびきびとしている。登場人物の整理の悪さが目立ち、脚本も急ぎすぎだが、視覚的には工夫が見えて悪くない。 


Tetsuya Sato