2013年8月23日金曜日

アイアン・ウォーズ

アイアン・ウォーズ
The 25th Reich
2012年 オーストラリア 84分
監督:スティーヴン・エイミス

1943年、ドイツ軍の猛攻を受けた連合軍はオーストラリアまで撤退し、撤退する途中で二頭のピューマを逃がすので、アメリカ軍は地元住民に迷惑をかけないためにオブライエン大尉以下五名の兵士をピューマ退治のためにオーストラリアの原野へ送るが、ピューマを呼び寄せるために運んでいった奇妙な機械は実はタイムマシンで、一行はこのタイムマシンによって有史以前の世界へ送られ、その世界でナチの円盤が不時着しているのを発見し、大尉の部下であった軍曹は実は諜報機関の大佐でこの円盤の発見こそが本来の目的であり、この円盤を1943年に運んでナチをやっつけるのであると大佐は豪語するが、この諜報機関の大佐は実はドイツ空軍の大佐で円盤に乗り込んで未来へ飛び、過去へ置き去りにされた大尉もまたタイムマシンを修理して未来へ飛ぶが、1943年に戻ったつもりが300年ほど戻り過ぎていて、その世界ではナチが地球を支配して宇宙へも進出している、ということで、大尉と部下はナチとの戦いを誓うのであった。終わり。
つまり最初から最後まで、オーストラリアのおそろしく殺風景な場所を兵隊が五人でうろついているだけ、なのである。妙に凝ったオープニングタイトル以外は見るところがない。 



Tetsuya Sato