2012年9月21日金曜日

マシーン・オブ・ザ・デッド

マシーン・オブ・ザ・デッド
Exterminator City
2005年 アメリカ 79分 ビデオ・オリジナル
監督:クライヴ・コーエン

頭にネクロノミコン、殺人百科その他のデータベースを埋め込まれたロボットが殺人鬼と化して人間の女を殺しまくるので、ロボットの捜査官がロボットの警察医とともに追跡する。
登場してもっぱら台詞をしゃべるのは全部ロボットで、殺される女優たちは風俗系の素人ばかり、ロボットもあからさまに手作りで、いちおう全身はあるけれどほとんど頭部しか写らない。ということでガラクタのようなロボットの頭部が口をぱくぱくしている場面と素人女優が大口を開けてへたくそに悲鳴を上げている場面と殺人ロボットが凶器(なたとか包丁とか)を振り上げる場面(別撮り)と工作用紙で作ったようなビルを背景に飛行機械がピアノ線に吊られてびゅんびゅん飛ぶ場面とがなんとなく交互に映し出され、殺人ロボットがときどき反キリストな悪夢に悩まされるという恐ろしく変わった素人映画である。得体の知れないダークさがかもし出されているのは事実だが、とにかく単調で、最後まで見るには多少の忍耐を必要とする。




マシーン・オブ・ザ・デッド [DVD]
Tetsuya Sato