2012年8月17日金曜日

アイアンマン

アイアンマン
Iron Man
2008年 アメリカ 126分
監督:ジョン・ファヴロー

スターク・インダストリーの社長でいわゆる天才のトニー・スタークはやたらと近いところにあるように見えるアフガニスタンで新型ミサイルのデモンストレーションをおこない、その帰路、国際テロリストの襲撃を受けて重傷を負って心臓に磁石を埋め込まれた人間となり、テロリストによって洞窟深くに閉じ込められ、そこで兵器の開発を強要されるが、テロリストたちは自分たちが囚人に武器を渡していることをいまひとつ自覚していなかったので、トニー・スタークはパワードスーツのプロトタイプをいきなり開発、自分で着用して脱出し、アメリカに帰国すると武器製造からの撤退を宣言、自らはパワードスーツの改良に励み、自社の兵器が民間人虐殺に使われていることを知るとパワードスーツを着込んでテロリストと戦い、自社の重役がテロリストを操っていることを知ると、パワードスーツを着込んで重役と戦う。
悪い重役がジェフ・ブリッジス。ふつうなら役員専用トイレあたりでこそこそするようなことを、どちらもパワードスーツを着込んで街中でおおっぴらにやるのである。おそらくそのような社風なのであろう。ロバート・ダウニーJr.というキャラクターは言うまでもなく楽しいが、ジョン・ファヴローの演出には単調さが見え、それほど芸のある仕上がりではない。ただ、それなりに面白い映画だとは思う。





Tetsuya Sato