2012年3月17日土曜日

ネコのミヌース

ネコのミヌース
Minoes
2001年 オランダ 83分
監督:フィンセント・バル


雌ネコのミヌースはトラックの荷台から転がり落ちたドラム缶の中身の臭いを嗅いだとたん人間になり、町の新聞記者ティベの部屋に転がり込む。ティベは人見知りをするためにまともな記事を書くことができず、解雇される瀬戸際にあったが、ミヌースが近所のネコから聞き込んだ話を記事にすると一躍トップに躍り出る。その頃、町の名士で動物友の会の会長でもあり、芳香剤工場の経営者でもあるエレメートは工場の拡張を計画していたが、その正体はネコ嫌いであり、ネコの証言を信じてエレメートの告発記事を書いたティベはエレメートの抗議を受けて新聞社を解雇され、アパートの大家からは立ち退きを要求され、町の嫌われ者となるが、ミヌースとネコたちと大家のところの女の子の活躍でエレメートのネコ嫌いが全市民の前で立証され、ティベは一躍英雄になる、というようなゆるいお話で、どちらかと言えば素人臭い作りが目立つ。ただ、当然ながらネコがたくさん出てくるし、わたしの好みのショートヘア系に偏っているので、おお、かわいい、などと言っているうちについ最後まで見てしまう。 






Tetsuya Sato