2012年1月25日水曜日

水爆と深海の怪物

水爆と深海の怪物(1955)
It Came from Beneath the Sea
監督:ロバート・ゴードン


水爆実験で放射能を浴び、そのせいで魚を捕れなくなった巨大なタコが動きの遅い人間を狙ってサンフランシスコに上陸する。海軍の記録映画を巧みに流用して嵩を増やし、都市破壊型怪獣映画を定石どおりに展開していて、その思わせぶりにけっこうわくわくするのである。タコの上陸を阻むためにまず機雷が敷設され、金門橋からは電流を流した網を垂らし、それ来たぞということになると爆雷で攻撃するのである。最後に科学者たちが特殊な魚雷を発明し、それを潜水艦から発射して退治する。残念ながら予算の関係で、ハリーハウゼンのタコはあまり出番がない。 




Tetsuya Sato