2012年1月17日火曜日

怪獣ウラン

怪獣ウラン(1956)
X the Unknown
監督:レスリー・ノーマン


演習中の陸軍の部隊が放射能の漏出を検出し、見ているうちにその場所には地割れが現われて炎が噴き出す。居合わせた兵士が被爆していることが明らかになり、科学者が原子力委員会の捜査官とともに調査に乗り出す。やがて周辺地域での放射性物質の盗難が報告され、しかも現場には溶けた犠牲者が残されている。生き延びた者も重度の放射線障害で命を落とし、これは地底から出現した謎の生物が放射能を求めて地上を移動しているのだと判断した科学者は放射性物質で怪物をおびき出し、同調させた二台のレーダーから電磁波をあてて退治する。どうしてそれで退治できるのかよくわからないのだが、先立ってそれらしき実験を繰り返していたので、それはそういうことなのであろう。地味な登場人物が地味な土地を背景に地道に怪物と戦い、黙々と撃退する有様を地味な演出で撮っている。渋い。 
怪獣ウラン [DVD]

Tetsuya Sato