2011年10月10日月曜日

なんだかんだ言って、キッチュなものが好きなので

惑星からの侵略(1965)
I Criminali della galassia
監督:アントニオ・マルゲリティ(アンソニー・ドーソン)

イタリア製のSF映画。宇宙を巣窟とする悪の企業連合が猫の目を備えた改造人間を地球に送って有名人士の誘拐をおこない、それをバービーのサイズに縮めて惑星圏へ無断で持ち出し、悪用しようとたくらんでいる。そこで民主連合のヒーローは部下を率いて企業連合の陰謀を暴くために戦うが、罠にかかって窮地に陥る、というような話であったと記憶している。で、改造人間の誘拐のやり口というのがほとんど怪人赤マントで、ゴムみたいなマントで覆うだけで標的の人物が消えてしまうとか(ちっちゃくされているのである)、敵のスーツケースを見つけて蓋を開くと中にはちっちゃな人間が並んでて、それを見たパトロール隊員が「なんて恐ろしいんだ、あはははは」とその場で発狂しちゃうとか、ちっちゃくされる途中で逃げ出した男が小人状態で(つまりそういうひとが演じている)逃げ回るとか、イタリア映画のくせに、この合成ワインはいけるな、などと言っていたりと、けっこう印象に残っているシーンがある。


Tetsuya Sato