2011年10月19日水曜日

わたしなりの発掘良品『エル・コロナド』(2003)

エル・コロナド(2003)
Coronado
監督:クラウディオ・ファエ


医学生のクレア・ウィンスロウは婚約者のウィルとクリスマスを過ごすためにスイスへ行くが、出張ですでにそこにいるはずのウィルは実は南米のコロナドという国にいることが判明する。いかなる理由で、またなぜ行く先を隠してそこにいるのか、浮気をするためではないのか、疑いを抱いたクレア・ウィンスロウは自らもまたコロナドへ出かけていくが、この小国ではアメリカが支援する政府と全土の四分の一を支配する革命派とのあいだに緊張が続いており、大使館からはアメリカ人なら革命派に拉致されている可能性もあると指摘され、そう言われて婚約者は革命派に拉致されていると確信したクレア・ウィンスロウは自ら婚約者を救出するために町で知り合った突撃レポーターのトラックに同乗し、ジャングルの奥へと進んでいく。
雑な作りだが、内容がどうの構成がどうの、というところよりもけれん味のほうに重点が置かれている映画のようで、だから革命軍の「秘密基地」が絶壁を下る「滝」の向こう側にあって、そこからなぜかオスプレイが「発進」してきたりするのである。そういうところに萌えるひとにはたぶんお勧め。ヒロインがタフで有能で口が減らない、というところも好感が持てる。
エル・コロナド 秘境の神殿 [DVD]

Tetsuya Sato